建築物の環境衛生の維持管理に関する監督等を行う国家資格です。通称「ビル管」と呼ばれています。
資格取得のための試験は、厚生労働大臣の指定を受けた財団法人ビル管理教育センターが年1回実施。
午前(試験時間3時間)
午後(試験時間3時間)
7科目の合計で65%以上の正解率、かつ、各科目40%以上の正解率が必要
※ 電卓、計算尺等の計算用具の使用は認められていません。
年度ごとの合格率
次の用途に供されている建築物の当該用途部分において、
環境衛生上の維持管理に関する実務に業として2年以上従事された方
ア) 興行場、百貨店、集会場、図書館、博物館、美術館、遊技場
イ) 店舗、事務所
ウ) 学校
エ) 旅館、ホテル
オ) その他アからエまでの用途に類する用途
5月7日(木) 願書配布及び受付開始
6月15日(月) 受付締め切り
10月4日(日) 試験日
11月4日(水) 合格者発表
試験地は札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪府及び福岡市
建築物環境衛生管理技術者試験は、範囲も広いですし問題の傾向も多岐にわたっています。参考書の内容をただ暗記するだけではなく「理解」するようにしましょう。専門用語などが判らない場合は、ネットを活用してその都度調べるようにしてください。ビル管理士試験模範解答集を数巡繰り返す勉強方法がもっとも効率の良い勉強方法だと思います。
私の場合は6年分の過去問を大雑把に一周したあと、二周目からは単年を複数回繰り返し(例えば平成17年の問題を続けて2・3回繰り返すという意味)、問題と答えの関係を覚えてしまう方法をとりました。問題数が多いので、間を空けるとどうしても忘れてしまいがちになりす。同じ問題を繰り返すと無意識に脳に叩き込まれるようで、三周目には自信をもってマークできる問題が90%以上になりました。
勉強法に悩んでいる方がおられましたら参考にしてください。
※ 当コンテンツをご覧になったことによる、いかなる損害に対しても一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
【建築物衛生行政概論】
・ビル管は常駐する必要はない(条件を満たせば3箇所まで兼任可)
・返納を命ぜられてから1年を経過しないもの、罰金・執行から2年を経過しないものは免状交付されない
・水道法を所管するのは厚生労働省である
・学校における水質検査は学校薬剤師が行う
・学校保険法に学校栄養士の規定はない
・地域健康法は厚生労働省の所管
・日照の阻害は環境基本法に規定する公害に該当しない
・各種事業登録の有効期限は6年
【建築物の環境衛生】
| 浮遊粉じん量 | 空気1m3につき0.15mg以下 | 平均値 |
| 一酸化炭素含有率 | 100万分の10以下 | 平均値 |
| 二酸化炭素含有率 | 100万分の1000以下 | 平均値 |
| 温度 | 17℃以上28℃以下 | 瞬時値 |
| 相対湿度 | 40%以上70%以下 | 瞬時値 |
| 気流 | 0.5m毎秒以下 | 瞬時値 |
| ホルムアルデヒド | 空気1m3につき0.1mg以下 | 瞬時値 |
・雑用水も飲料水と同じく7日以内ごとに1回、定期に遊離残留塩素の検査を行わなければならない
・磁場の強さ(磁束密度)を表す単位はテスラ(T)
・つつが虫病の病原体はリケッチア
・クリプトスポリジウムに塩素消毒は無効
・腸管出血性大腸菌感染症は三類感染症
・レジオネラ症は四類感染症
・日射量の単位はW/㎡
・100万分の1000 = 1000ppm = 0.1%
・絶対温度Tの物体表面から射出される単位面積当たりの放射熱流はTの4乗に比例する
・絶対湿度とは乾き空気1kg当たりの水蒸気量
・VOC計測の精度は 溶媒抽出法 < 加熱脱着法
・同じ騒音の機械を2台運転すると、音圧レベルが+3dBとなる
・光の演色性は分光分布の滑らかさに影響される
・昼光率は晴天・雨天に関わらず一定にとどまる
・人の健康に関わる被害を生ずるおそれがある物質として定められていないものは亜鉛と錫(すず)
・ディスプレイ照度は500ルクス以下で、机上の書類面・キーボード面は300ルクス以上
・白色蛍光ランプより昼光色蛍光ランプのほうが色温度が高い
・ヒトが色を識別できる照度は約3ルクス以上
・一般にヒトが感知できる静電気は2000V以上
・人間の耳の可聴範囲は20Hz~20000Hz
・騒音性の難聴は4kHz付近の聴力低下から始まる
・電磁波は、その種類に関わらず波長と周波数の積が一定
・オフィスビル等における人口照明の照度基準レベルが一番低いのは屋内非常階段
・アレルギー反応には量一応答関係が確立されていない
・一酸化炭素濃度は定電位電解法
・二酸化炭素は非分散型赤外線吸収法
・窒素酸化物はザルツマン法
・ホルムアルデヒドはAHMT法
・浮遊粉じんはローボリューム・エアサンプラ法
・微生物は滅菌、病原体は消毒
【空気環境の調整】
・空気環境測定は2ヶ月以内ごとに1回(各階ごとに居室中央部の床上75cm以上150cm以下の位置で実施
・吐出圧力が10kpa以下のものはファン、10kpa~0.1Mpaのものはブロア
・受動喫煙防止措置の努力義務は健康増進法による
・タバコの主流煙の粒子相が占める質量の割合は1.2%程度
・二酸化炭素の大気中の濃度は0.03%で、呼気には4%含まれる
・二酸化硫黄は22種の特定悪臭物質に含まれない
・二酸化硫黄で目の刺激症状を起こすのは20ppm~
・オゾンは水に溶けにくい
・人体からの放熱量の45%は放射による
・全圧=静圧+動圧+位置圧
・動圧 = 風速[m/s]の2乗 × 0.6
・直線ダクトの圧力損失はダクトの直径に反比例する
・羽根車の回転数を2倍すると、全圧は4倍になり軸動力は8倍になる
・加湿方式は、超音波式が減少し通風気化式が増加
・室内浮遊粉じんの近年の不適率は5%以下
・粗じん用フィルタは重量法、中性能フィルタは比色法、高性能フィルタは計数法
・ファンコイルは送風機が低圧なので高性能フィルターが使えない
・V=20Af÷N (V:有効換気量[m3/h],Af:居室の床面積[㎡],N:実況に応じた一人当たりの占有面積[㎡])
・カタ計は微風速を計測する器具
・アネモスタッドは低天井向き
・冷房病対策には内外温度差はせいぜい7k以下
・人工的に開発された冷媒ガス(フロン)の地球温暖化係数はほとんどが数百~一万
・絶対湿度が増加すると露点温度も上昇する
・ベーン型送風機はトンネルに等に使用され、軸流型に分類される
・SARSは遺伝子にRNAを持つコロナウイルスによる感染症である
・ダニアレルゲンはサンドイッチイライザ法
【建築物の構造概論】
・建築物の定義には建築設備を含む(昇降機等)
・クリソタイルはアスベストの一種である
・コインシデンス効果 = 透過損失小 = 遮音性能小
・遮音材と吸音材は物理的性状が相反する
・大スパンに適してるのは、トラス構造とシェル構造
・プレストレストコンクリート構造は大スパンに適している
・鉄筋コンクリート構造建築物の法定耐用年数は50年
・高強度コンクリート構造のコンクリート圧縮強度は36N/mm2
・柱が帯筋で、梁があばら筋
・帯筋の径は6mm以上で、その間隔は15cm以下
・柱や梁の主筋は曲げモーメント対策、帯筋・あばら筋はせん断対策
・主に、熱感知器→作動式、煙感知器→光電式、炎感知器→赤外線・紫外線
・一般に、エスカレータの定格速度は30m/min以下(角度によるが、階段式のほとんどに当てはまる)
・冬場の結露を防止するには、室内側を防湿し外気側を断熱する
【給水及び排水の管理】
・市民は浄化槽設置についての責務はない(権原者の管理責務はある)
・レジオネラ防止の為、貯湯温度は55℃以上
・排水の頂部通気は禁止
・溶存空気の分離は、配管系統の水圧の低い箇所で行う
・流電陽極式電気防食に外部電源は必要ない
・雪解け水は雨水とみなされ、農業廃水は下水から除かれている
・塩分が高くなるほど酸素は水に溶解しにくくなる
・簡易専用水道は貯水槽の有効容量が10m3を超える
・ホテル・共同住宅の最高使用水圧は250~300kpa、事務所建築で400~500kpa
・給水管と排水管の平行間隔は500mm以上必要
・ウォーターハンマー防止器は発生箇所に近接して設ける
・給湯循環ポンプは返湯管に設置する
・単式伸縮管継手の設置間隔は20m程度
・破封の原因→自己サイホン、誘導サイホン、毛管現象、蒸発、はね出し
・第一種圧力容器の自主検査は1月以内ごとに1回
・ループ通気管は最高位の器具のあふれ縁より150mm以上の高さで横走り
・ストール(仕切り)型小便器は公衆向き
・厨房排水は固形物を含むので汚物ポンプ
・バタフライ弁は大口径配管向き
・配水管の管径が100mmならこう配は1/100
・富栄養化とは栄養塩類が増えること
・雨水貯留槽における雨水の標準的濁度は0~1
・大腸菌は、し尿水に1mLあたり100万個以上存在する
・ブローアウト式便器は壁面に連立しての使用に便利
・水質汚濁防止法によって指定される地域において、浄化槽の最低処理対象は201人以上500人以下
・流体エネルギーはベルヌーイの法則で
【清掃】
・合成洗剤は、低温の水や硬水中でも洗浄効果が低下しない
・逆性石鹸は結核菌やウイルスには無効
・一人あたり(人/一日)の廃棄物の総排出量は1132g
・大都市のゴミに含まれるプラスチックの割合は8~12%
・界面活性剤は表面張力を低下させる
・ポリプロピレン製のパイルは復元力に乏しい
・廃棄物処理の3原則は、減量化・安定化・無害化
・廃酸・廃アルカリは埋立て処分を行ってはならない
・廃棄物の3成分は可燃物・灰分・水分
・減量処理率 = (中間処理量/総処理量)×100%
・有害廃棄物の野国境を越える移動及びその処分の規制はバーゼル条約
・一般廃棄物の最終処分場と産業廃棄物の管理型最終処分場の構造基準は同一である
・自動縦搬送方式は超高層建築物向け、小口径管空気方式は大規模建築物向け
・コンパクタ・コンテナ方式は大規模建築物、真空輸送方式は広域大規模開発地域
【ねずみ、昆虫等の防除】
・即効性はKT50、殺虫力はLC50
・媒介がベクターで、不快がニューサンス
・ショウジョウバエの発生源は腐敗した植物質や果物
・ネスミの活動跡はラットサイン、こすり跡はラブサイン
・ドブネズミは垂直行動や綱渡りは得意ではない
・クマネズミは食植性
・屋内塵性のダニは一般的に薬剤のみによる防除は難しい
・ノミの成虫も幼虫も餌なしで、あるいは吸血しないで1年ぐらい生きてゆくことが可能
・日本脳炎の媒介科はコガタアカイエカである
・チャバネゴキブリの成虫の体長は約1.5cm
・チカイエカの生態の特徴の一つは、狭所交尾性
・チカイエカは屋内にあって冬眠せず
・チカイエカは病原体を媒介しない
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